2010年9月27日月曜日

Realize real eyes

先日、親父が単車を買った。若い頃乗っててずっと欲しかったらしいけど

金銭面、必要性を考えるとなかなか購入するタイミングもなく。

だが、ついに決心を固め、取り寄せをバイク屋に頼んでた。

んで、そのバイク屋まで商品が着いたのはよかったけど、中古やから部品を

取り寄せんといかんで、納品に時間がかかってて。


結果から言うと、納品予定日より2日早く納車になったっちゃけど、

それまでの過程があって。。。


俺の考えは少なくとも、金を払うのは品物と交換。じゃないと、交渉も何もかも

不利に働くかもしれない。金を先に払ったら、納車も後回しになるし、

次の仕事に取りかかられるかも、だった。

でも、親父は先に、現金で、今まで貯めてた金を払ってたんだよ。

俺はどっちかっていうと気性が荒い方だから、親父にもバカかって言って。もめて。

向こうに乗り込んででも期日までには届けさせてやるって感じで。

NYで6年以上住んで、まがりなりにもBusinessってやつと向き合って。学んだことは、

利益確保、リスク回避だったわけ。

そんな俺からしたら親父のとった行動は理解しがたくて。

毎日子供みたいに、メットも用意して、単車が届くの楽しみにしてる姿みてたら

早く届けて欲しいってのもあったし。


納車の二日前に電話がきて、『今日の午後以降だったら仕上がってます。』そんな内容だった。

えー、と思って、俺も一緒にバイク屋まで受け取りにいった。


もう親父はニコニコ。なんで予定よりはやく仕上がったか聞いた。


理由は簡単な事やった。

信頼してくれてありがとう。先にお金も払ってくれた。それに応えたかったて。

人間のあるべき姿だと思った。

俺が心配した結果とは真逆になった。

なんか嬉しかった。

結局はみんな同じ人間で、信頼されたらそれに応えたいって思う人のほうが多いわけで。

こういう考えは外交にも使えるような気がして。

NYに住んでたわけやし、もちろん文化の違いはあるし、一筋縄じゃいかないやろうけど、

人が人を信頼するってことは、どっかのお偉いさんが導き出した哲学以前に

忘れちゃいけないものの様な気がする。

ありがとね、目が覚めたわ!

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